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岡山市PTA協議会第二回母親委員会

11月27日、コロナ感染対策の一環として、出入口での消毒や座席の距離を保つなどを設け、第二回母親委員会が行われました。

委員長の挨拶後、令和三年度代表委員に北1ブロック役員は桑田中学校さんが選出され、会場の拍手で承認されました。

続いて

山陽学園短期大学名誉教授、臨床発達心理士でいらっしゃる村中由紀子先生のご講演を拝聴しました。

演題は『子どもの心の土台を育む』〜家族心理的な視点から〜

です。

まず『子どもを育む』ことには幼児期・小学校期・中学校期と三段階あるということからお話を始められました。

幼児期は自分の存在意義を育む時期。簡単な言葉に例えるのであれば、生きていて良いことを肯定する。これから迎える小、中学校期の根源がある。

小学校期は重荷を背負う瞬間に耐える力、乗り越える力をつける時期。

中学校期は今まで学んだことを身につけて、親からはなれていく時期。

以上のことを踏まえて、村中先生は具体例を挙げながらわかりやすく説明をくださいました。

いずれの時期も母親の存在が子どもの将来に関わってあるお話をされた時、会場の空気が緊張した雰囲気になりました。現代の女性は以前とは違い、母親の顔だけではなく“自我(個の人格)”を持っていることで親子関係が長引くことが見受けられるようです。親は悩み、子どもは苦しむことに繋がります。幼児期に子どもの自立に一番大切なことは無条件で甘えを満たしてあげること(Holding)。物事を出来る出来ないの判断に任せてしまうと、出来なかった自分を親がどうみていたかを心に刻むことになってしまうようです。

幼児期小学校期を経て迎えるのは『反抗期』です。やっと親を無視する力が出てきたとお話をされた時、親の立場ではなく子どもの視線で感じることができたように思えました。小、中学校の成績は子どもたちがこれから生きていく上では全く関係なく、子どもが何かには失敗したときの親の態度で落伍者として不安を抱えてしまうこと、それは親子関係だけではなく修正が難しくなる可能性があることを示唆されました。

村中先生は『ほめることについて』の講演依頼を受けるそうですが、『ほめる』という定義は結果をほめるのではなく、子どもがどのように頑張り、結果を出たことに耳を傾け、子どもが親の喜ぶ姿を見ることで心の共有が出来た時に『ほめること』に繋がるとおっしゃっていました。

現代の競争社会の中で生き抜いていく力そして自分を守る力が必要になること、それには自分が愛されていること、自分を認めてくれていることを認識できるように親が接していく重要性を教えていただきました。

テーマにありました『土台』

失敗したときに耳を傾けてくれる、一緒に考えてくれること

村中先生は今までの親子関係の中で失敗してしまったと気づけば修正ができることを繰り返しお話しされました。最後に何より大切なのは家庭において夫婦の関係、夫である父親の存在であること、村中先生から投げられた課題に、夫婦で話し合うきっかけを頂きました。

幾度も会場を笑いで包んでくれたお話はとても暖かく思いやりに溢れていました。肩の力を抜いて子どもとの関係に向き合える、そんな勇気を与えて頂きました。