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平成30年度 岡山中央地区 青少年健全育成 地域教育懇談会☆
7月20日(金)夏休み初日の午後7〜8時半、地域教育懇談会が岡山中央小学校メディアルームにて開催され、小学校・中学校の先生方、地区の民生委員の方々、小学校・中学校の役員の方々、約50名にお集まりいただきました。
今年度は、岡山市岡山っ子育成局こども福祉課から武 裕子さんをお迎えして、
「地域で福祉を考える」〜地域で支えあい、助け合う社会へ〜
と題してご講演いただき、主に子どもの貧困について、貧困の定義、生活実態調査から見えてくる県内の子どもの困難な状況、岡山市の貧困対策などを学習しました。
ここ数年「子どもの貧困」というキーワードをよく耳にするようになりましたが、子どもの貧困は身なりで判断するのが難しく、貧困の実態が見えにくいそうです。でも先生の示してくださったデータによると、
18歳未満の子どものうち、平均的な所得の半分(H27年国民生活基礎調査では122万円)を下回る世帯で暮らす子どもの割合は…
13.9% 「7人に1人の子どもたちが貧困状態」
ひとり親世帯の貧困率
50.8%(その多くは母子家庭)
だそうです。また、世界的に見ても、日本は経済協力開発機構(OECD)加盟の34か国中、相対的貧困率が10番目に高く、我々が思っている以上に貧困状態にある子どもが多いようです。
お話の中で、「貧困」には、「ある地域社会の大多数よりも貧しい状態」を指す「相対的貧困」という考え方と、「必要最低限の生活基準が満たされていない状態(国際貧困ラインでは1日1.25ドル未満で暮らす人の割合)」を指す「絶対的貧困」という考え方があると教えていただきました。貧困が見えにくい(「今のどこが貧困か、昔の方が貧しかった」といった声に代表される)というのは我々が貧困を絶対的貧困の考え方で見ているからで、相対的貧困の考えによると、経済的困窮から衣食住が十分ではなかったり、健康・発達への影響があったり、さまざまな体験不足になっていたり、自己肯定感が低かったりと、複合的に累積していく困難や不利が起こっているというのが分かるとのこと。
岡山市では福祉の観点から、子どもたちが生まれ育った環境に左右されることなく、すべての子どもたちが夢と希望を持って成長できる社会・等しくチャレンジできる社会を目指していこうと、
①早期に、確実に、支援につなぐ
②直面する困難を解決する
③困難を世代間連鎖させない
との方針で取り組んでいるそうです。
子どもの貧困発見のアンテナをいかに増やすかがこれからの大きな課題で、子どもの貧困を支援するプラットホームとしての学校と行政、さらに地域が連携をしっかりとることが大切と武先生。子ども食堂や学習支援の教室、遊びや体験活動の場など、岡山市内でも子どもの居場所が少しずつ広がってきているようです。
最後に先生が我々に大きな課題を出されました。
中央学区でも子どもの居場所を作ることができるか。居場所を作るというのは、この地域でどんなつながりをつくるのか・どんな地域をつくるのかということと大きく関わっている。子どもの居場所作りにいかすための、この学区の地域資源は何ですか?
今日の懇談会が、子どもの支援を広げるきっかけの会になることを願っています☆






