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令和5年度岡山市PTA教育講演会に出席しました

5月20日(土) 令和5年度、岡山市PTA協議会主催の教育講演会が開催され、世界的アルピニスト野口健氏のご講演を拝聴してまいりました。テーマは、『人と人との輪がひろがる幸せから〜人間力を育む』です。

野口健氏のプロフィール紹介

アルピニスト。1973年8月21日アメリカ・ボストン生まれ。
高校時代に、植村直己氏の 『青春を山にかけて』に感銘を受け、登山を始める。
1999年3度目にしてエベレストの登頂に成功し、 7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立。
2000年からは、エベレストや富士山に散乱するゴミ問題に着目して、清掃登山活動を開始。
2015年ネパール大震災の支援をきっかけに、災害支援活動の経験から、災害時における防災などの啓蒙活動にも取り組んでいる。
今回たくさんお話くださいましたが、その中から3つ、保護者の皆さんと共有させていただきたいと思います。 1.『インターネットの情報はリアリティがなく、知ったつもりになる。現場に行き、感じたからこそ何をするべきか考える力がつく。』 「インターネットが普及し簡単に情報が集まるようになった。データを頭に入れると、全て知ったつもりになるが、インターネットで知る情報はフラットでしかない。現場というところはもっと匂いもあり、空間のオーラも感じる生々しいリアルな所であるため、検索した情報だけでは何もわかっていないことに気づく」とお話しくださいました。野口氏にとっての『山』という現場では、毎回、本当にこんな場所があるのか、本当に死に直面しているんだと感じ、その中で何か一つでも出来ないかと考え、できることを探し始めるそうです。その一つの活動から、もっとこうしたいと思うようになり活動が広がっているというお話は印象的でした。同時に、スマホの情報を鵜吞みにして分かったつもりになっていないかと我が身を振り返る機会にもなりました。  

2.『繰り返し挑戦をし、一瞬一瞬責任を持って最大限に全うする、時には諦める見極めも必要である。』
・挑戦することは怖いが、挑戦をやめることもっと怖い。人生はどうであれ怖いが一瞬一瞬の与えられた時間を最後まで全うし生き抜くことが大切。
・生きる中で自由とは、「好きなように生きる」とか「先生や親に命令されない」ということではない。自分で決め、自分で出した結果に対して最後まで自分が責任を取る、そこまで出来て自由といえるだろう。

・何かを成し遂げるためには最大限に無理をする場面もあるかもしれないが、これを超えてまで進むと死に直面することもあり、立ち止まり、引き返す見極めも必要である。

生と死と隣り合わせの過酷な環境で挑戦を続けてこられた野口さんだからこそ言える重みのある言葉に身の引き締まる思いがしました。

3.『最短距離で結果を出すことは困難だが、コツコツコツコツ前進することが、成功の近道である。』
コツコツ行い、この細かい『コツ』を積み重ね、地道に進んでいくと人生の成功への道が出来る。成功しているように見える自分も、たくさんの失敗やコツコツを繰り返し今に至るとお話しくださいました。
人生を1個の作品に捉えた時に、49%失敗したとしても、51%上手くいけば、成功できたと思ったらいいというお話は、子どものちょっとしたつまずきも大らかに受け止めて励ましていけばいいと背中を押された気持ちになりました。

普段は子育てや家事、仕事に追われる毎日ですが、今回の講演から、人生という大きなテーマについて考える機会をいただきました。小さな事を積み重ねていくことで歩む道ができ、失敗をしても成功が僅かでも上回れば、人生は成功ではないかという貴重なお話をぜひ子どもたちにも伝えたいと思います。